サドるペダる

ADO電動自転車と通勤用ロードバイクを語る、初老男子のブログ

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ADO Air 20ウルトラの真価!450gの軽量化より「登坂トルク24%UP」

自転車の世界で、今、小さな”事件”が起きています。
常識を覆す”奇妙な逆説”をまとった一台のe-bike、その名は

「ADO Air 20ウルトラ」

ADO Air 20ultar

画像:【公式】ADO電動アシスト自転車

 

フロントフォークが450gも軽くなったのに、なぜか車体は1kg重い。
そして、重くなったはずなのに、坂道ではライバルより13秒も速い…。

 

この記事は、単なる製品レビューではありません。
あなたと私で、この不可解な事件の謎を解き明かす、一本の捜査レポートです。

 

まずは”どれくらい違うのか?”という動かぬ証拠(データ)を提示し、その後に”なぜそんな事が起こるのか?”という犯人(理由)を、一緒に追い詰めていきましょう。

 

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【目次】

 

この記事のポイント
✅ ADO Air 20ウルトラが持つ「重いのに速い」という奇妙な逆説の面白さがわかります。
✅ 「ハンドリングの軽さ」と「登坂スピード」で、具体的にどれくらい性能が違うのかデータでわかります。
✅ なぜその性能差が生まれるのか、軽量化や3速ギアといった技術的なカラクリがわかります。
✅ 全ての謎を理解した上で、ProとUltraのどちらが自分に最適なのか、自信を持って選べるようになります。

 

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■【事件発生】1kg重いのに坂道が速い?ADO Air 20ウルトラの”奇妙な逆説”

ADO Air 20ultar

画像:【公式】ADO電動アシスト自転車

 

ようこそ、捜査本部へ。
これから我々が挑むのは、一台のe-bikeが引き起こした、常識では考えられない不可解な事件です。まずは、事件の概要を記した資料に、じっくりと目を通してください。

 

・常識が崩壊するスペック表の怪

 

これが、今回の”容疑者”である「ADO Air 20ウルトラ」のスペックに関する調書です。
注目すべきは、前輪を支えるフロントフォークという部品で、なんと450gもの大幅な軽量化を達成している点。これは普通に考えれば、素晴らしい改良ですよね。

 

しかし、資料をよく見ると奇妙な点に気づきます…なんと、自転車全体の重量は、兄弟機であるProモデルより1kgも「重く」なっているのです!

 

軽くなったのに、重くなっている…?


この時点で、我々の常識は少し揺さぶられることでしょう。

 

・「軽いほうが速い」は本当に絶対か?

画像:【公式】ADO電動アシスト自転車

 

混乱するのはまだ早いかもしれません。事件の奇妙さは、これだけにとどまらないのですから。

 

自転車、特にロードバイクの世界では「軽さは正義」という言葉があります。
軽ければ軽いほど、加速も登坂も有利になる、というのが誰もが信じる定説。


ところが、このウルトラという容疑者は、その定説をあざ笑うかのようなアリバイを持っているのです。

 

あるシミュレーションによると、急な坂道では、

1kg軽いProモデルよりも、なんと13秒も速く駆け上がってしまう…!一体どういうことなのでしょうか。

 

・この記事は、あなたと挑む謎解きです

・軽くなったのに重い。
・そして、重いのに速い。

 

この二つの大きな矛盾、まさに”奇妙な逆説”ではありませんか。しかし、どんな難事件にも、必ず真相は隠されているもの。


これから先の章で、私たちは一つずつ証拠を集め、この逆説の裏に隠された巧みなトリックを暴いていきたいと思います。さあ、準備はよろしいでしょうか?
ここからが、本格的な捜査の始まりでございます。

 

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■【データで速報】ADO air20 ultarの二面性。計算前に知りたい「重量の真実」と「性能差」

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さて、本格的な捜査の開始です。

まずは、動かぬ証拠である”データ”から、この事件の輪郭を捉えていきましょう。
しかしその前に、今回の捜査で用いる、非常に重要な前提条件を皆さんと共有させてください。

 

・【分析の大前提】なぜこの記事はPro=21kg, Ultra=22kgで計算するのか?

皆さんが目にするであろう公式情報や多くのレビューサイトでは、ADO Airの重量は18kg前後と書かれていることが多いですね。


ではなぜ、我々の捜査資料では

「Pro=21kg, Ultra=22kg」という、少し重い数値になっているのか?

 

それは、

※メーカーが発表する数値と複数のユーザーによる実測値なども参考にした、平均の数値だとお考えいただければ幸いです。

 

 

このリアルな数字で見るからこそ、事件の真相に迫れるのでございます。

今回の捜査では、より現実に近い、「すぐに乗り出せる状態」の重量で分析を進めることにしました。

 

・違いその1「ハンドリング」:フロントフォーク450g軽量化の価値

 

さて、前提を共有したところで、早速ウルトラが持つ”第一の顔”を見てみましょう。
それは、450gの軽量化がもたらす「驚くほど軽快なハンドリング」です。

 

500mlのペットボトル1本分近い重さが、自転車の前方からごっそり消えることを想像してみてください。


交差点を曲がる時、人混みを避ける時、自転車がまるで自分の手足のように、ヒラリヒラリと動いてくれる感覚…。


これは、スペック表を眺めているだけでは決してわからない、乗った者だけが味わえる特権かもしれません。


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・違いその2「登坂スピード」:衝撃の計算結果!5%の坂道で生まれる「13秒」のアドバンテージ

※イメージ

しかし、ウルトラの魅力はそれだけではありません。ここからが事件の面白いところ。
次にお見せするのは、ウルトラの”第二の顔”、すなわち「重さをものともしない圧倒的な登坂スピード」でございます。

 

我々のラボで、5%の勾配が1km続く坂道を想定してシミュレーションした結果…
なんと、

1kg重いウルトラが、軽いProよりも

13秒も早くゴールするという、衝撃の事実が判明いたしました!

 

これは一体どういうことなのか…?
軽快な操作性という光の側面と、重いのに速いという謎めいた影の側面。
この相反する二つの顔を持つ容疑者、ますます謎は深まるばかりですね。


・【科学捜査班レポート:登坂シミュレーションの詳細】

 

レポート①:今回のシミュレーション設定
まず、今回のシミュレーションで使った”捜査の前提条件”を公開しますね。誰が、どんな自転車で、どんな坂を登ったのか?という設定です。

 

登場人物(ライダー質量 M rider ): 体重70kgの標準的な男性
相棒(自転車質量 M bike ): Air 20 Pro = 21 kg / Air 20 Ultra = 22 kg
総重量(M total ): Pro = 91 kg / Ultra = 92 kg
事件現場(勾配 θ): 5%の坂道(100m進むと5m登る、なかなか手強い坂です)


その他の条件:


重力加速度 (g): 9.81 m/s²
転がり抵抗係数 (C rr): 0.008(ごく一般的なアスファルト路面を想定)
空気抵抗 (A, C d , ρ): 標準的なライダーの値を設定

人力パワー: 150 W(健康な人が無理なく続けられるペダリング)
アシストパワー(ここが最重要!): モーターの基本パワーは同じ250Wですが、ウルトラは”坂道専用ギア”のおかげで力を効率よく使えるため、Proより有効なパワーが高い、と仮定します。これが後の逆転劇の伏線になります…!


Pro(有効モーターパワー): 200 W
Ultra(有効モーターパワー): 240 W
システム総パワー (P total ): Pro = 350 W / Ultra = 390 W


レポート②:使われた物理法則(読み飛ばしOK!)
これらの条件を元に、「自転車を坂道で前に進めるために必要な力」を計算する、物理学の公式に当てはめていきます。ちょっと難しく見えるかもしれませんが、ご安心ください。

 

要するに、
「ライダーとモーターが生み出すパワー」 vs 「①重力+②タイヤの抵抗+③空気抵抗」という戦いで、どれくらいのスピードを出せるか?を計算しているとお考えいただければ大丈夫です。

 

使用した方程式:P total =(M total ⋅g⋅sin(arctan(θ))⋅v)+(M total ⋅g⋅cos(arctan(θ))⋅C rr ⋅v)+(0.5⋅ρ⋅A⋅C d ⋅v 3 )

 

レポート③:これが動かぬ証拠だ!
そして、コンピュータで複雑な計算を行った結果…ついに、動かぬ証拠が明らかになりました。


5%の勾配を登る際の、持続可能な速度と、1km登るのにかかる時間です。

 

 

この表が示す通り、シミュレーション上でも

「13秒」という明確な差が証明されました。
次の章からは、なぜこのような結果になるのか、そのトリックを一つずつ解き明かしていきましょう。

 

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■謎解き① なぜ操作が軽い?ADO air20 ultar「450gの軽量化」が乗り心地にもたらす魔法の正体

さて、動かぬ証拠は揃いました。
ここからは、いよいよ事件のトリックを一つずつ解明していくフェーズに入ります。

 

まずは、ウルトラが持つ”光”の側面、つまり「驚くほど軽快なハンドリング」の謎から捜査を始めましょう。なぜ、あれほどスムーズに、そして軽やかに操れるのでしょうか?

 

・自転車の”顔”が軽いということの本当の意味

ウルトラの軽量化は、ただ闇雲に全体から450gを削ったわけではありません。
注目すべきは、その軽量化が自転車の”顔”とも言える「フロントフォーク」という部分に集中している点です。

 

人間も、たとえ体重が同じでも顔つきがシャープだと、全体的に引き締まって見えますよね?自転車も同じで、前方が軽くなることで、全体の印象や操作性が劇的に変わってくるのでございます。

 

・専門用語を簡単解説!乗り心地を決める「バネ下重量」とは

ここで一つ、今回の事件を解く鍵となる専門用語を紹介させてください。
それが「バネ下重量(ばねしたじゅうりょう)」です。

 

なんだか難しそうですが、ご安心を。
これは要するに、サスペンションのバネより下にある部分、具体的にはタイヤやフォークの先端あたりの重さのこと。


この”バネ下”が軽ければ軽いほど、地面のガタガタをタイヤがより素早く、しなやかに吸収してくれます。

 


結果として、乗り心地がとてもスムーズになる、という仕組み。

ウルトラはまさにこのバネ下重量が軽いため、まるで絨毯の上を走っているかのような、上質な乗り心地を提供してくれるのですね。

 

・ヒラヒラ曲がれる!この軽快なハンドリングは都会でこそ真価を発揮する

そして、この前方の軽さは、乗り心地だけでなくハンドル操作にも絶大な効果をもたらします。例えるなら、重たい登山靴から軽いランニングシューズに履き替えたような感覚でしょうか。

 

クイッとハンドルを切れば、自転車がスッと、遅れることなく反応してくれる。
この”ヒラヒラ感”は、人や障害物が多い都会の道を走る時にこそ、その真価を発揮するに違いありません。

 

ライダーの意のままに操れるこの感覚こそが、ウルトラが持つ”体感的な軽さ”の魔法の正体でした。しかし、これだけではまだ、あの驚異的な登坂性能の謎は解けませんね…。

 

次の章では、いよいよ事件の核心、”重いのに速い”トリックの解明に迫ります。

 

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■謎解き② なぜ坂に強い?ADO air20 ultar「登坂トルク24%UP」が物理法則を覆すカラクリ

 

前の章で、ウルトラの軽快な操作性のトリックは解明できました。
しかし、本丸はこれからです。

 

なぜ、1kgも重いウルトラが、坂道でProを置き去りにできるのか?
この最大の謎、その驚くべきカラクリを、いよいよ暴いていきましょう。

 

・力の源泉はモーターではなく「ギア」に隠されていた!

「きっと、ウルトラはProより高性能なモーターを積んでいるに違いない!」
…そう推理した方も多いのではないでしょうか。実は私も、最初はそう考えておりました。

 

しかし、捜査を進めると衝撃の事実が判明します。
なんと、両者のモーターの基本性能(公称出力250W)は、全く同じものだったのです!

 

では、力の源泉はどこにあるというのか?
答えは、モーターそのものではなく、後輪の中心部分(ハブ)に内蔵された「ギア」に隠されていました。

 

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・車のローギアと同じ!坂道専用「3速システム」の秘密

画像:【公式】ADO電動アシスト自転車

 

Proが2速のギアしか持たないのに対し、ウルトラは3速のギアシステムを搭載しています。この”プラス1速”が、事件の全ての鍵を握っていると言っても過言ではありません。

車の運転を思い出してください。


急な坂道を登る時、私たちはギアを低い位置(ローギア)に入れますよね?
そうすると、エンジンの回転数は上がるけれど、タイヤにはものすごく力強い力が伝わります。

 

ウルトラの3速システムは、まさにこの”坂道専用のローギア”を持っているのです。
この特別なギアがあるおかげで、モーターが生み出したパワーを、一滴も無駄にすることなく、地面を蹴り上げる推進力に変えることができる、というわけ。


これが

「登坂トルク24%UP」の正体でございます。

 

・結論:パワーは、重さに勝る!これが逆転劇のメカニズム

これで、全てのピースが繋がりました。

ウルトラは、より効率的にパワーを引き出す「3速ギア」という秘密兵器を手に入れるため、あえて車体が少し重くなることを受け入れた。


そして、その生み出された圧倒的なパワーは、1kgという重量のハンデをいとも簡単に覆し、結果として「13秒速い」という大逆転劇を生み出したのです!

 

「軽さは正義」という自転車界の常識も、絶対的なものではなかったのですね。
状況によっては、「効率的なパワーこそが、重さをも凌駕する本当の正義」になる。

これが、今回の事件から我々が得た、最大の教訓かもしれません。

 

★ADO Air 20ウルトラの真価!450gの軽量化より「登坂トルク24%UP
の総括


✅ ADO Airウルトラは「1kg重いのに坂道で13秒速い」という、常識を覆す不思議なe-bikeです。

✅ この記事は、その「なぜ?」という謎を、読者と一緒に解き明かしていくストーリー仕立てになっています。

✅ 分析は、ペダルなどを含むリアルな実用重量(Pro 21kg, Ultra 22kg)を前提に計算しました。

✅ ウルトラの長所①は、フロントフォークが450g軽いことによる「操作の軽快さ」にあります。

✅ 「バネ下重量」が軽いため、乗り心地がとてもスムーズで、ヒラヒラと軽やかに操作できます。

✅ ウルトラの長所②は、5%の坂道を1km登るシミュレーションでの「13秒の速さ」です。

✅ なぜ重いのに速いのか?その秘密はモーター性能ではなく、ウルトラだけが持つ「3速ギア」にありました。

✅ ウルトラの3速ギアには、坂道を力強く登るための、車で言う「ローギア」が備わっています。

✅ この坂道専用ギアのおかげで、地面を蹴る力(登坂トルク)がProより24%もパワフルになります。

✅ 結論として、この「効率的なパワー」が、「1kgの重さ」という物理的なハンデを上回りました。

✅ つまりウルトラは、単に軽いだけでなく、坂道での実用的なパワーを追求した戦略的なモデルです。

✅ ADO Air Proは、平坦な道がメインで、コストパフォーマンスを重視する方に最適な一台と言えるでしょう。

✅ 一方ADO Air Ultraは、坂道が多く、走行性能と感動的な体験を求める方におすすめです。

✅ 「操作の軽快さ」と「パワフルな登坂力」、あなたがe-bikeにどちらをより求めるかで選ぶべきモデルが決まります。

✅ スペック表の数字だけを眺めていては決してわからない、両モデルの本当の価値がこの記事でわかります。

 

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【本記事の分析についてのご注意】
本記事でご紹介した登坂シミュレーションのデータ(「13秒差」など)や、それに基づく分析内容は、メーカーによる公式発表ではなく、筆者が独自の調査と物理モデルに基づいて算出した参考値です。

 

そのため、実際の走行環境、天候、ライダーのコンディション、車体の個体差など、様々な要因によって本記事の結果とは誤差が生じる可能性がございます。

 

あくまで、数ある情報の中の一つとして、皆さまが楽しくモデルを比較検討するための一助となれば幸いです。最終的なご判断の際には、公式サイトの情報なども併せてご確認いただきますよう、お願い申し上げます。

 

 

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